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日本映画会社初!MoMAにて松竹映画特集上映が決定‼

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この度、近代芸術の殿堂ともいわれるニューヨーク近代美術館MoMA(The Museum of Modern Art)にて、松竹映画の特集上映が開催されることになりました。

MoMAでは過去、世界中の名だたるスタジオの特集上映が組まれてきましたが、日本の映画会社にスポットを当てての特集上映は今回が初となります。
2020年に松竹映画100周年という記念すべき年を迎え、世界的に特集上映を展開していた松竹と、「MoMAや世界の観客に松竹の歴史や映画を紹介したい」という松竹・MoMA双方の想いがちょうど重なり合い、今回の特集上映に繋がりました。

開催期間は6/10~7/9。Beyond Ozu:Hidden Gems of Shochiku Studios(小津の先、知られざる珠玉の松竹作品)と題し、今まであまり海外で上映されていなかった知られざる珠玉の松竹作品を中心に26作品が選ばれました。

オープニング作品には篠田正浩監督の『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』が上映され、そのほか山田洋次監督の『家族』『息子』、加藤泰監督『みな殺しの霊歌』、相米慎二監督『魚影の群れ』、中村登監督『夜の片鱗』など、松竹映画の歴史を彩ってきた作品が上映されます。

 

オープニングの『夜叉ヶ池』上映には多くの観客が詰めかけ、上映中には笑いが出る場面も。
上映終了後には拍手も巻き起こり、「素晴らしい映画だった。坂東玉三郎さんがとても美しい。可能な限りこの松竹特集上映に来たいと思う」「とてもいい映画だった。シンセサイザーの音楽がとても素晴らしい!」などのコメントも寄せられました。

【上映作品】※上映スケジュール順
『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』(監督:篠田正浩/1979年)
『朧夜の女』(監督:五所平之助/1936年)
『黄色いからす』(監督:五所平之助/1957年)
『猟銃』(監督:五所平之助/1961年)
『不壊の白珠』(監督:清水宏/1929年)
『若者よなぜ泣くか』(監督:牛原虚彦/1930年)
『恋も忘れて』(監督:清水宏/1937年)
『土砂降り』(監督:中村登/1957年)
『夜の片鱗』(監督:中村登/1964年)
『本日休診』(監督:渋谷実/1952年)
『家族』(監督:山田洋次/1970年)
『息子』(監督:山田洋次/1991年)
『嵐を呼ぶ十八人』(監督:吉田喜重/1963年)
『みな殺しの霊歌』(監督:加藤泰/1968年)
『桃太郎 海の神兵 2Kデジタル修復版』(監督:瀬尾光世/1945年)
『ざ・鬼太鼓座 2Kデジタルリマスター版』(監督:加藤泰/1994年)
『武士道無残 2Kデジタルリマスター版』(監督:森川英太郎/1960年)
『死の棘』(監督:小栗康平/1990年)
『夜の鼓』(監督:今井正/1958年)
『にごりえ』(監督:今井正/1953年)
『誘惑』(監督:吉村公三郎/1948年)
『新東京行進曲』(監督:川島雄三/1953年)
『魚影の群れ』(監督:相米慎二/1983年)
『挽歌』(監督:五所平之助/1957年)
『泣き濡れた春の女よ』(監督:清水宏/1933年)
『兄とその妹』(監督:島津保次郎/1939年)

◎上映スケジュールはこちら
https://www.moma.org/calendar/film/5470