鎌倉市川喜多映画記念館
【特別展】映画をデザインするー小津安二郎と市川崑の美学
戦前のサイレント期にその才能を開花させ、戦後は日本を代表する巨匠として一貫した主題を紡いだ小津安二郎と、1930年代からアニメーターとしてキャリアを開始し、時代の変化や技術の進歩に呼応しながら多様なジャンルの作品を手がけた市川崑。鋭い美的感覚を持ち合わせ、デザイン性に富んだ作品を生み出した彼らは、実はスタイルの近い映画作家といえるのではないでしょうか。
本展では、同時代に活躍しながらも、これまで一緒に語られることの少なかった小津と市川を取り上げ、2人が生きた時代や背景、画面を構成する様々な要素など、〈デザイン〉の視点から検証します。2023年に生誕120年を迎える小津安二郎と、デジタル修復された『犬神家の一族』が大きな話題を呼んだ市川崑、2人の映画作家の多彩な魅力をお楽しみください。
<上映作品>
市川崑監督作品:『ビルマの竪琴』『太平洋ひとりぼっち』『東京オリンピック』『細雪』『犬神家の一族』『愛人』『あなたと私の合言葉 さようなら、今日は』
小津安二郎監督作品『晩春』『淑女は何を忘れたか』『彼岸花』『お早よう』
小津安二郎関連作品『生きてはみたけれど 小津安二郎伝』
澤登翠のかまくら活弁&トーク『結婚哲学』、『淑女と髯』
◆特別上映『お早よう』 上映 +トークイベント「小津映画とデザイン」
12月3日(土)13:00
ゲスト:鈴木 一誌さん(グラフィックデザイナー/映画批評家)
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https://kamakura-kawakita.org/kevents/202212031300/
会場:鎌倉市川喜多映画記念館
開催期間:2022年9月17日(土)~12月12日(月)
※通常 月曜日は休館日ですが、12月12日(月)は開館します。
特別展観覧料:一般:400円(280円)小・中学生:200円(140円)
*( )内は20名以上の団体料金
◇鎌倉市民(市内に住所を有する方)観覧料無料 (入館時に住所が確認可能な証明書(運転免許証、国民健康保険証等)をご提示ください。)
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