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小津安二郎 生誕120年記念企画 発表!

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 2023年12月12日に小津安二郎監督は生誕120年を迎えます。
 日本の人と心を独自の作風のなかに捉え続けた小津安二郎監督。「永遠に通じるものこそ常に新しい」の言葉通り小津作品は、今も常に観るものの心に新しい刺激や感動を与え続け、国内外の多くのファンから熱い支持を受けています。

 2022年12月1日に英国映画協会(BFI)の発行する映画雑誌、サイト&サウンド・マガジン Sight&Sound Magazine が1952年から10年間隔 で毎回、世界の映画批評家たちへのアンケート調査により選定している「史上最高の映画」が発表されました。『東京物語』は世界の批評家1639人の投票によるランキング、世界の監督480人の投票によるランキングともに日本映画最上位の4位に選ばれました。

 小津安二郎監督は、1903年12月12日に深川(東京都江東区)で生まれ、少年期を三重県松阪市で過ごし、1923年に松竹へ入社しました。その後、数々の名作を生み出し1963年12月12日60歳の誕生日にその生涯を閉じました。12月12日は、小津ファンにとって大きな意味を持つ日となり、生誕120年のちょうど1年前となる本日、生誕120年を記念したメインビジュアルが発表となりました。

小津安二郎監督生誕120年メインビジュアル

 小津安二郎監督のロゴはアーティストの長場雄さんに描いていただきました。

長場 雄 ながば・ゆう
アーティスト。1976年東京生まれ。幼少期に父の転勤をきっかけにトルコに移り住み、現地の画家から油彩画を教わる。東京の美術大学を卒業後、アパレル会社でTシャツのグラフィックを手がけるが、その後フリーに転向し、作家活動を本格的に開始。当時は様々な作風で作品を制作していたが、2014年に一転、現在のスタイルとなる白黒のラインのみで構成された作品を発表。モチーフには自身が幼少期やその後に出会った映画、アート、音楽などが選ばれ、90年代のアメリカカルチャーからの影響を色濃く受けている。雑誌『POPEYE』の表紙に起用されたことをきっかけに一躍その作風が世に知られ、それ以後は作品制作だけではなく、国内外の名だたるブランドとコラボレーションを発表。2019年にはそれまでのドローイングから支持体をキャンバスに移した個展「Express More with Less」を開催。翌年に渋谷のギャラリーSAIで開催された「The Last Supper」と共に大きな注目を集める。その後も香港、台湾での個展、中国のアートフェア「WEST BUND」への参加など、国内外で注目を集め続けている。


来年には、各地でさまざまなイベントや企画が開催予定となっております。生誕120年を迎えるにあたって、小津安二郎監督とその作品についての再顕彰を始動いたします。

小津安二郎 生誕120年記念 イベント一覧


小津安二郎 公式WEBサイトhttps://www.cinemaclassics.jp/ozu/