「吸血鬼ゴケミドロ」と「昆虫大戦争」のサウンドトラックCD発売のご案内
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「男はつらいよ」シリーズをはじめとした、いわゆる大船調喜劇あるいは文芸メロドラマ作品を得意としてきた松竹ですが、かつてその印象とは正反対の異色の特撮映画を製作しました。
1966年にテレビで「ウルトラQ」「ウルトラマン」が放送されて人気を博したことに端を発した“第一次怪獣ブーム”を背景に、松竹初の本格特撮映画「宇宙大怪獣ギララ」(1967年)を公開、これに続いて特撮を駆使して手掛けたSF怪奇映画が「吸血鬼ゴケミドロ」(1968年)です。この作品は、映画監督クエンティン・タランティーノが大ファンとして公言していることでも有名な、いまやカルト的人気を誇る異色作です。
そしてその「吸血鬼ゴケミドロ」の公開から3ヶ月後、松竹特撮の第三弾として世に送り込まれたのが「昆虫大戦争」です。当時泥沼化していたベトナム戦争と東西冷戦状況を背景に、愚かな戦争を繰り返す人間たちが自然界から報復されるという筋立て、意思を持った恐るべき昆虫たちの迫りくる恐怖映画です。「昆虫大戦争」公開に際し、同じくモダンホラーの特撮映画「吸血髑髏船」が併映されています。
これら松竹映画史のみならず、日本の映画史においても特異な存在感を放つ恐怖映画のうち、「吸血鬼ゴケミドロ」と「昆虫大戦争」のサウンドトラックが半世紀の時を経てついに初CD化、先月から発売が始まっています。不穏でおどろおどろしい楽曲の数々は菊池俊輔氏によるもの。これから暑くなってくるこの季節、身の毛もよだつ恐怖感に浸ってみてはいかがでしょうか。
http://diskunion.net/movie/ct/detail/1007007222
http://diskunion.net/movie/ct/detail/1007007240
もちろん、Blu-ray、DVDも絶賛発売中!
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