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小津安二郎生誕120年記念
”The Complete Ozu Yasujiro”(完全版小津特集)がハーバードにて開催中!

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2023年12月12日に生誕120年を迎える、映画監督・小津安二郎。小津監督の作品は時代や場所を超え、本年は第76回カンヌ国際映画祭クラシック部門に『長屋紳士録』が、第80回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門に『父ありき』が選出されるなど、その魅力は色褪せることなく、いまだに世界中の映画関係者やファンたちを魅了し続けています。

アメリカ東海岸のボストン郊外にあるハーバード大学が運営するハーバード・フィルム・アーカイブは、大学の有する機関としては世界最高峰の映画アーカイブとして知られています。そんなハーバード・フィルム・アーカイブは日本を代表する映画監督である小津安二郎の生誕120を記念し、”The Complete Ozu Yasujiro”(完全版小津特集)を6月9日より開催しています。

上映のようす

本企画では「完全版小津特集」として、『東京物語』のほか『晩春』や『麥秋』など計36作品の35mmプリント上映を実現。さらに、小津安二郎監督へのオマージュが込められたヴィム・ヴェンダース監督作品『東京画』(1985)や、小津安二郎生誕100年を記念して製作された侯孝賢監督作品『珈琲時光』(2004)もあわせて上映され、チケットはほぼ毎回完売しています。現地の会場では作品の上映だけでなく、湯呑や徳利など小津作品に登場した貴重な品物の数々を展示。海外においても小津安二郎のエッセンスを楽しめる、生誕120年を記念した素敵な特集企画となっています。

『彼岸花』(1958)に登場する湯呑

【開催場所】:ハーバード・フィルム・アーカイブ(Harvard Film Archive)

【開催期間】:2023年6月9日(木)~8月13日(日)※現地時間

【詳  細】:https://harvardfilmarchive.org/programs/the-complete-yasujiro-ozu


小津安二郎公式WEBサイトhttps://www.cinemaclassics.jp/ozu/