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小津安二郎生誕120年記念
新刊書籍のご紹介

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小津安二郎生誕120年に際して、新たに刊行された書籍をご紹介いたします。

「小津安二郎」著:平山秀吉、「小津安二郎 老いの流儀」著:米谷紳之介、「里見弴 小津映画原作集 彼岸花/秋日和」著:里見弴/編:武藤康史 の3冊が刊行されました。それぞれの書籍が、様々な視点から小津安二郎監督を紐解いています。これから迎える梅雨の季節、雨の日の読書に是非オススメの書籍となっております。


「小津安二郎」
著:平山秀吉

小津監督のキャメラが捉える原節子の向こうには、 いつも中国で戦病死した 天才・山中貞雄監督の存在がある――。「晩春」、「麦秋」、「東京物語」、世界に誇る傑作群には、盟友への鎮魂歌がいつも静かに流れていた。鶏頭、麦畑、未亡人、粉雪、京都東山、龍安寺、そして壺……。激動の戦後史の中で、名匠は画面のディテールに秘められた想いを託す。生者と死者との間の「聖なる三角関係」が織り成す静寂の美の謎を解き明かす。生誕120年/没後60年を迎える巨匠の傑作群の謎を解く決定版評伝!

詳細はこちら:https://www.shinchosha.co.jp/book/352472/


「小津安二郎 老いの流儀」
著:米谷紳之介

『東京物語』『晩春』など数々の傑作を生んだ世界的名監督・小津安二郎。粋と美学に彩られた60年の生涯において貫き通した”流儀”とは?
「品行はなおせても、品性はなおらない」
「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う、芸術のことは自分に従う」
「贅沢と無駄使いは違う」
「ぼくは人間を上から見おろすのがきらいだからね」……
小津自身がインタビューや作品で残した60の名言を手がかりに、人生を「いい顔」で生きていくための珠玉の一冊。

詳細はこちら:https://www.futabasha.co.jp/book/97845753179300000000


「里見弴 小津映画原作集 彼岸花/秋日和」
著:里見弴/編:武藤康史

小津安二郎は里見弴の小説をよく読み、「映画のシナリオのねたに」し、「良き友」となった。
原作と銘打たれた表題二作に加え、「晩春」を見た里見が「原作料の半額くらいは貰ってもよさそうだ」と小津をからかったという「縁談窶」など中短篇、さらに小津を追想したエッセイを収録。文庫オリジナル。
〈解説・武藤康史〉

詳細はこちら:https://www.chuko.co.jp/bunko/2023/04/207357.html


小津安二郎公式WEBサイトhttps://www.cinemaclassics.jp/ozu/