平成20年8月9日、土曜日。男はつらいよ40周年記念上映が、東劇(東京・東銀座)にてスタートしました。公開に当たって、シリーズ48作品中、24作品をピックアップしニュープリントにて、入れ替えなしの二本立ての上映スタイルとなりました。
40周年にあたり、劇場は入り口からロビーまで『男はつらいよ』一色に。
「寅さんミュージアム」と題して、実際に撮影に使用された啖呵売の小道具や、寅さんの衣裳・トランク、くるまや撮影セットの一部などを展示するほか、寅さんの心にしみる名言や作品の歴史、撮影中のスチール写真まで、映画を観る前から『男はつらいよ』の世界をお楽しみいただける特別仕様に変身しています。初回上映には、30分前にはすでにファンのみなさんによる行列ができ大盛況。寅さんミュージアムも、熱心に見入る方々で賑わいました。
上映開始までの間、スクリーンには、寅さんの名言や撮影中のスチールが流され、いよいよ館内は上映に向けて熱気を増していきます。そして遂に、おなじみの富士山とオープニングテーマが流れ、いよいよ第1作『男はつらいよ』が上映開始。名シーンと謳われる見せ場だけではなく、作品の随所にちりばめられた寅さんと人々のユーモアあふれるテンポのいい会話に、館内は大きな笑い声が絶えません。そうかと思うと、やはり人情がしみる場面では、観客席のあちこちですすり泣きの声が。まさに、ともに笑い、ともに涙する1時間30分となりました。
8月29日〜9月1日にはファンのみなさんからの人気投票で選ばれた、上位作品も上映されました。リクエスト投票結果&上映作品はコチラ。
初回上映には、開場前から行列が。
入り口正面の写真には、お馴染み「私、生まれも育ちも〜」のご挨拶。
劇場内は寅さん一色のミュージアムに。ショーケース内は寅さんゆかりの小道具が並ぶ。
劇場内にレイアウトされた40周年記念のDVDボックス。寅さんのトランクを復刻。 | くるまやの店舗セットも登場。一部は撮影にも使用された本物。 | こちらは“くるまや”の見取り図デッサンと俯瞰模型。 | 早くから席につくファンのみなさん。上映時間が迫るにつれて熱気があふれる。 |