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小津安二郎生誕120年記念
茅ヶ崎市美術館 開館25周年記念「生誕120年 没後60年 小津安二郎の審美眼-OZU ART-」開催中!

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 日本を代表する映画監督である小津安二郎は、公私にわたり茅ヶ崎との関わりが深い映画監督です。茅ヶ崎は小津監督作品で撮影ロケ地になったことでも知られています。代表作である『晩春』『麥秋』『東京物語』は全て小津が定宿とした「茅ヶ崎館」で、脚本家の野田高梧と共同執筆されました。

 本展では、映画に関する資料や小道具、旧蔵品や直筆資料などの展示を通して、様々なところに垣間見える小津監督の審美眼に注目します。セットの配置や構図、小道具の形状、カラー映画では色彩にもこだわり抜くほか、時には自ら筆をとり、遊び心あふれる絵画も多数残しています。小津の高い美意識をうかがい知るとともに、それらに裏付けられた映画作品を通じて何を伝えようとしていたのかを探ります。


-プロローグ- 「小津映画の世界へようこそ」

小津監督作品の世界への入り口として、映画の特徴が分かる資料をご紹介。第76回カンヌ国際映画祭への出品時に作成された『長屋紳士録 4Kデジタル修復版』海外ポスターなどをはじめとした、様々な映画資料を展示しています。

第一章 「芸術のことは自分に従う」

劇中に登場する小津監督の美へのこだわりを支えたのは、「美術考撰」と呼ばれる方たちでした。小津監督作品に深みを与えた美術品や工芸品の展示を通して、小津監督の審美眼を考察します。

第二章 「洒脱なデザインの数々」

小津監督は時に自ら筆を執り、多くの絵画や句を残しました。そうした品々の中にも、小津監督のこだわりが多々垣間見えます。貴重な品々の展示を通し、小津監督の美意識に触れます。

第三章 「ポスターと宣伝資料で楽しむ小津映画」

公開当時の、様々なデザインや趣向を凝らしたポスターや宣伝資料を展示。こだわりに溢れた小津監督作品が、当時どのように宣伝されていたのか考察します。

第四章 「茅ヶ崎での日々」

最終章では「茅ヶ崎」を切り口として、小津監督が過ごした日々を茅ヶ崎館の資料や、茅ヶ崎を舞台にした小津監督作品から探ります。


ローポジションを体験!『秋刀魚の味』フォトスポット

茅ヶ崎市美術館の入り口には、『秋刀魚の味』に登場するラーメン屋ととんかつ屋の看板を再現したセットを設置。スマートフォンなどを使用して、小津監督のローポジション撮影を体験することができます。ご来館の際はぜひお楽しみください!


■開催要項

会 期  2023年9月3日(日)-11月9日(木)
休館日  月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
開館時間 10:00-17:00(入館は16:30まで)
料 金  一般800(700)円 大学生600(500)円 市内在住65歳以上400(300)円
      ※高校生以下、障がい者およびその介護者は無料
      ※( )内は20名以上の団体料金
会 場  茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3
主 催  公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
助 成  公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団
企画協力 築山秀夫
特別協力 オフィス小津、松竹株式会社、茅ヶ崎館五代目森浩章

茅ヶ崎市美術館HPhttps://www.chigasaki-museum.jp/


小津安二郎公式WEBサイトhttps://www.cinemaclassics.jp/ozu/