台湾の「國家電影及視聽文化中心」（Taiwan Film & Audiovisual Institute）にて、小津安二郎生誕120年を記念した特集「時光之味」が開催されています。

この特集では、台湾の劇場で未公開の小津作品の中から、「紀子三部作」をはじめとする、デジタル修復された8作品を厳選。加えて、生誕120年記念として小津作品を振り返るだけでなく、ヴィム・ヴェンダース監督作品『東京画』（1985）や、生誕100年を記念して製作された侯孝賢監督作品『珈琲時光』（2003）など、小津安二郎に影響を受けた作品をあわせて上映。現代の作品との対比を通じて、後世に脈々と響き続ける小津安二郎の功績を再発見します。

会場では特集に合わせ、小津安二郎を紹介するパネルや再現したセットが展示され、小津映画の世界観に浸ることができます。
生誕120年を迎える本年は、台湾をはじめ世界中で小津安二郎の再顕彰が行われています。

上映作品

『晩春』（1949）
『麥秋』（1951）
『お茶漬の味』（1952）
『東京物語』（1953）
『早春』（1956）
『東京暮色』（1957）
『浮草』（1959）

『東京画』（1985）監督/ヴィム・ヴェンダース
『珈琲時光』（2003）監督/侯孝賢
『5 five 〜小津安二郎に捧げる〜』（2003）監督/アッバス・キアロスタミ

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小津安二郎公式WEBサイト：https://www.cinemaclassics.jp/ozu/