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「田中絹代監督特集」早稲田松竹にて上映決定!

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愛染かつら』『楢山節考』『彼岸花』など数多くの名作に出演し大女優の一人として知られる田中絹代は、日本映画史上2人目の女性映画監督でもあります。
1953年『恋文』で監督デビューを果たしてから最後の監督作品である1962年の『お吟さま』まで立て続けに6作品を撮影。『山椒大夫』でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど女優としての輝かしいキャリアと両立させながらの監督活動でした。

2021年7月カンヌ国際映画祭クラシックス部門での『月は上りぬ』4Kデジタル修復版上映、同年10月リュミエール映画祭の田中絹代監督特集では全6作品が上映されたことをきっかけに、監督としての田中絹代に世界から注目が集まっています。
第34回東京国際映画祭日本映画クラシックス部門でも田中絹代監督の功績をたたえて監督作品4本の4K修復版上映およびトークイベントを含む田中絹代監督特集が組まれ、大盛況のうちに終わりました。

そしてこの度、早稲田松竹にて『お吟さま』など田中絹代監督作品5本が上映されます!

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田中絹代監督特集
・期間
2022年1月1日(土)~7日(金)
・上映作品
『恋文』、『月は上りぬ』、『乳房よ永遠なれ』、『女ばかりの夜』、『お吟さま』
・早稲田松竹ホームページ
http://wasedashochiku.co.jp/

この機会にぜひスクリーンでご覧ください。

・『お吟さま』
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『お吟さま』は、茶道の名匠千利休の娘お吟とキリシタン大名高山右近との悲恋を描いた今東光原作の同名小説の映画化作品。右近(仲代達矢)に思いを寄せつつも堺の豪商と結婚させられた上、秀吉の側女になることを強制されたお吟(有馬稲子)は、右近への愛のため死を選択します。豪華絢爛な桃山文化の中で権力に屈することなく生きた女性を、女優として活躍していた田中絹代ならではの耽美的でキメの細かい演出により美しく映し出した作品です。

・「女性監督のパイオニア 田中絹代」トークイベント
アーカイブ配信→https://www.youtube.com/watch?v=My786-W_0Sc
レポート→https://www.cinemaclassics.jp/news/2033/