第19作
2006年8月5日
釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!
皆に祝福されて寿退社したものの、夫のDVに悩まされ離婚。その悩みをひた隠しにしながら、かつての一之助の秘書・弓子(石田ゆり子)が、営業三課に戻ってきた。変わらぬ歓迎ぶりをする伝助をはじめとする鈴木建設の仲間たち。ある日、伝助は弓子を釣りに誘う。その美しさに八郎は一目惚れ。弓子にアタックするが、弓子は向いのアパートに住む村井徹(大泉洋)と交際をはじめていた・・・
石川県輪島市出身のヒロインに石田ゆり子が扮したシリーズ第19作は、OLの再雇用制度や、地方出身者と家の問題など、シリアスなテーマを盛り込んでいる。「釣りバカ」では地味ともいえるシチュエーションに、弾けた感覚をもたらしてくれるのが、弓子に心を寄せる高校の美術講師・村井徹(大泉洋)。彼の持つ“軽い”キャラクターが、ともすれば重くなりがちなドラマを、明るく華やかにしている。また、スーさんとワケありを匂わせる旅館の美人女将に、松原智恵子が扮し、弓子の姪を第1回松竹STAR GATEグランプリの海老瀬はなが演じる。
- ゲスト
-
- 石田ゆり子
- 大泉 洋
- 片岡鶴太郎
- ロケ地
-
- 石川県 七尾市、輪島市、珠洲市、金沢市
- スタッフ
-
- 監督:朝原雄三
- 脚本:山田洋次、朝原雄三
- 原作:作/やまさき十三 画/北見けんいち
- 撮影:近森眞史 (J.S.C.)
- 音楽:信田かずお
- 美術:須江大輔