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第18作　釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪

第18作 2005年8月27日
釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪

　長崎県佐世保市の第二西海橋連結式へ出張する一之助のお伴のはずの伝助は、長崎営業所の久保田達也（金子昇）の案内で大村湾へ直行。そこで達也の恋人・河口美鈴（伊東美咲）に紹介され、米軍の“釣りバカ”ボブ（ボビー・オロゴン）とともに、九十九島でイカ釣りを楽しむ。美鈴の父・輝男（尾崎紀世彦）に、達也は美鈴との結婚を申し入れるが、問答無用で殴られてしまう。一方、ボブたちとしこたま飲んだ伝助が目覚めると、なんとアメリカ艦隊のイージス艦の中だった!?
　ボビー・オロゴン扮するボブのユニークなキャラクター。迷パートナー、ボブを得てハマちゃんの行動もエスカレート。後半の船上での展開は、まさしく往年のアメリカ喜劇のようなハチャメチャなものとなっている。伊藤美咲の父役で、佐世保のテリーズ・バーのマスターとして出演している尾崎紀世彦の個性が最大限に活かされた音楽場面もふんだん。伊東美咲との“Making Plans”や、ハマちゃんとの“MY LOVELY TOWN”のシーンは実に愉しい。

ゲスト

伊東美咲
金子昇
ボビー・オロゴン

ロケ地

長崎県長崎市、佐世保市、九十九島

スタッフ

監督：朝原雄三
脚本：山田洋次、石川勝己、平松恵美子
原作：作／やまさき十三画／北見けんいち
撮影：近森眞史 (J.S.C.)
音楽：信田かずお
美術：須江大輔

ゲスト

河口美鈴

（伊東美咲）

第二西海橋の建設で、佐世保に赴任してきた鈴木建設の久保田達也と知り合い、恋人となる。しかし、小さなライブ・バーを営む、頑固一徹の父・輝男のことを考えると、達也と東京に行くことは考えらない。父と恋人の間で悩んでいる。

久保田達也

（金子昇）

鈴木建設長崎支店設計部勤務。御曹司にも関わらず、本社への移動を断り続けている。その理由は、佐世保に住む恋人・河口美鈴（伊東美咲）との結婚問題だった。しかし、人事部から移動の内示が出て・・・

ボブ

（ボビー・オロゴン）

佐世保の米海軍勤務。釣り船で一緒になった伝助と意気投合、名コンビとなる。「ハマちゃん先生」と呼び、怪しげな日本語を使う。しかし、ある晩、一緒に飲んで酔っぱらい、伝助を基地に連れてってしまったことから、大騒動となる。

ハマちゃん
スーさん

第二西海橋の連結式のために、佐世保市へ出張するが、仕事優先のスーさんは、釣り優先のハマちゃんに業を煮やす。しかしハマちゃんが、佐世保で行方不明となり、みち子さんとともに心配して長崎に向かうが、なんとハマちゃんは米海軍のイージス艦に乗っていたことが判明し・・・。

鈴木建設

今回から社歌がリニューアルされ、「鈴木建設社歌Ⅱ」（佐々江智明、大谷幸夫作詞、信田かずお作曲）がタイトルバック、社員総出で、ミュージカル仕立てで唄われる。もちろん、ハマちゃんはトイレの中でスッキリ唱和して、営業三課に入ってくる。

浜崎家

ゲームにも飽きてしまった鯉太郎（持丸加賀）は、しみじみハマちゃんに「いいなぁ、釣りさえ出来れば幸せなんだから、そんなに楽しい？」と聞く。ハマちゃんの答えは明確で、それが理解できない息子に対して「お前、同じ遺伝子持ってるのに、わからないかなぁ」と疑問を持つ。鯉太郎曰く、ハマちゃんの悪い遺伝子は「大イビキ、歯ぎしり、あくび、朝寝坊・・・」と手厳しい。

恋愛
事件簿

第二西海橋のために佐世保に赴任していた鈴木建設社員・久保田達也（金子昇）は、ライブ・バーの看板娘・河口美鈴（伊東美咲）と交際を続けているが、達也に本社移動の内示が下る。美鈴は父・輝男（尾崎紀世彦）と二人暮らし、父を置いて東京に行くわけにも行かず・・・。

あのひとシリーズ

前原運転手

スーさんの家で飼っている犬が、前原運転手に吼える。思わず「根性のない犬だなぁ、飼い主に似て」と言い放つ。満足に休暇もとれないスーさんが、土日休みの前原運転手を羨ましがると、調子に乗ってついつい家族旅行の予定を自慢するが、後半にその顛末が涙ながらに語られる。

釣果

● ミズイカ
● 謎の深海魚

魚かいせつ

佐世保の九十九島で、ハマちゃんとボブが挑戦するのは、ヤリイカ科のアオリイカ。九州地方ではミズイカと呼んでいる。イージス艦に紛れ込んだハマちゃん、こっそり太平洋上で釣りをするが、謎の深海魚を釣り上げてしまう。

ロケーション

長崎県

ロケ地解説

長崎空港に到着したハマちゃんとスーさん。ハマちゃんは久保田達也（金子昇）の車で大村湾を佐世保へと向かう。名勝・九十九島で釣りを楽しむハマちゃんとボブ。達也は恋人・河口美鈴（伊東美咲）を弓張丘の展望台へと連れていく。スーさんは九十九島遊覧船で、釣りをするハマちゃんを目撃、またハウステンボスでハマちゃんに電話するも、ボブが出て要領を得ない。行方不明のハマちゃん捜索のため、みち子さんとスーさんが向かうのは、長崎市の警察署。その後、グラバー園で達也、美鈴と会う。二人の結婚式は、長崎市の稲佐山のホテルで行われる。

当時の世相

平成17年の
できごと

2月	京都議定書発効。
3月	福岡県西方沖地震。愛知万博開幕。スマトラ沖地震。
4月	JR福知山線事故。
7月	ロンドン同時爆破事件。
8月	ハリケーン“カトリーナ”米フロリダ上陸。

データ

公開日	2005年8月27日
上映時間	115分／シネマスコープ／ＳＲＤ
スタッフ	監督：朝原雄三製作総指揮：迫本淳一製作：久松猛朗プロデューサー：瀬島光雄、深澤宏　原作：作／やまさき十三画／北見けんいち小学館「ビッグコミックオリジナル」連載脚本：山田洋次、石川勝己、平松恵美子撮影：近森眞史 (J.S.C.) 美術：須江大輔　音楽：信田かずお照明：土山正人録音：岸田和美編集：石島一秀スチール：金田正企画協力：日本映像（株）ロケ協力：「釣りバカ日誌16」長崎・佐世保ロケ支援委員会、日本航空
キャスト	西田敏行（浜崎伝助）浅田美代子（浜崎みち子）伊東美咲（河口美鈴）加藤武（秋山専務）鶴田忍（堀田常務）小野武彦（原口人事担当取締役）笹野高史（前原運転手）中本賢（太田八郎）中村梅雀（草森秘書課長）持丸加賀（浜崎鯉太郎）益岡徹（舟木課長）濱口優（よゐこ）（営業三課・海老名）平山あや（営業三課・鯛子）岡本麗（澄子）綾田俊樹（松浦所長）ボビー・オロゴン（ボブ）さだまさし（長崎県警・刑事）谷　啓（佐々木次長）奈良岡朋子（鈴木久江）尾崎紀世彦（河口輝男）金子昇（久保田達也）三國連太郎（鈴木一之助）

第18作 2005年8月27日 釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪

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