2025.04.12
昭和元年(1926年)から100年目の年となる2025年。昭和を代表する国民的映画『男はつらいよ』の世界を体験できる「寅さん記念館・山田洋次ミュージアム」が4月12日(土)にリニューアルオープンしました。
4月11日(金)にはリニューアルオープンに先立ち、リニューアル式典を開催いたしました。
式典では、映画『男はつらいよ』でくるまや店員・三平役の北山雅康さんの司会進行のもと、寅さん記念館名誉館長を務める山田洋次監督、寅さんの妹・さくら役の倍賞千恵子さん、今回のリニューアルにあたり彗星の塵「おかえりTORAJIRO」の展示にご協力いただいた、東北大学大学院教授の中村智樹さんにご登壇いただきました。
<式典概要>
【日 時】
令和7年4月11日(金) 午後3時~
【会 場】
葛飾柴又寅さん記念館 光庭(葛飾区柴又6-22-19)
【ご登壇】
ゲスト:山田洋次監督(監督)
倍賞千恵子さん(俳優)
中村智樹さん(東北大学大学院教授)
司 会:北山雅康さん(俳優)
<リニューアルの見どころについて>
【寅さん記念館 ファサード】
懐かしい昭和の映画館の面影を残す入口から、来館者をお出迎えします。また、「寅ネコびっくりポスト」に来館者アンケートを入れると、寅ネコがご挨拶します。
▲寅さん記念館 ファサード(展示室入口)および寅ネコびっくりポスト
【寅さん記念館 昭和の時代を新体験(黒電話・赤電話)】
撮影スタジオ「くるまや」の番台にある黒電話では、呼び鈴が鳴り、受話器を取ると旅先の公衆電話から、懐かしい声が聞こえてきます。
また、思い出に残るなつかしの駅舎には、映画の中でも旅先から寅さんがくるまやにかけていた赤電話があります。ダイヤルを回すと、くるまやの人々の声が聞こえてきます。
▲寅さん記念館 黒電話および赤電話
【寅さん記念館 おかえりTORAJIRO】
NASA(米航空宇宙局)による「スターダスト計画」により地球に持ち帰られ、「TORAJIRO(寅次郎)」と名付けられた彗星の塵を展示します。
今回、NASAおよび中村さんらの多大なるご協力のもと、この葛飾柴又寅さん記念館で特別に展示されることになりました。彗星の一部が実際に一般展示されるのは、世界でも稀な例となります。
▲寅さん記念館 寅さんタッチパネルコーナー/おかえりTORAJIRO
【寅さん記念館 こころのふるさと街道(光庭)】
新たに、寅さんが旅した日本の原風景を表現した立体展示「こころのふるさと街道」を展示するとともに、アナログ仕掛けの絵合わせルーレットやイラストクイズを楽しむことができます。
▲寅さん記念館 こころのふるさと街道(光庭)
【山田洋次ミュージアム 新作『こんにちは、母さん』展示】
2023年に劇場公開された『こんにちは、母さん』(出演:吉永小百合、大泉洋)。劇中で使用された小道具の数々や、セットのスタディ模型を展示。
▲山田洋次ミュージアム 新作『こんにちは、母さん』展示
【山田洋次ミュージアム 倍賞千恵子コーナー新設】
山田監督作品のミューズである俳優・倍賞千恵子氏の経歴を辿るコーナーを「監督の部屋」内に新設。2022年12月12日に葛飾区名誉区民に顕彰された際の記念メダルを展示しています。
▲山田洋次ミュージアム 監督の部屋
皆さんもこの機会にぜひ足をお運びください。