第6作
男はつらいよ 純情篇
公開日:昭和46年1月15日 /
上映時間:89分
マドンナ | 若尾文子 |
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ゲスト | 森繁久彌 |
人々 | 千造/森繁久彌、絹代/宮本信子(父娘。福江島で釣宿を営む父と、その反対を押し切って結婚した娘。)、山下医師/松村達雄(柴又で内科小児科を開業している。)、明石夕子/若尾文子、明石/垂水悟郎(つねの遠縁にあたる小説家夫婦。)、朝日印刷社長・桂梅太郎の妻/水木涼子 |
ロケ地 | 成田山横浜別院猪鼻湖神社福江島長崎港 |
スタッフ | 監督 : 山田洋次 脚本 : 山田洋次 宮崎晃 原作 : 山田洋次 撮影 : 高羽哲夫 音楽 : 山本直純 美術 : 佐藤公信 |
明石夕子
若尾文子
つねの遠縁にあたる美人。売れない小説家である夫・明石恭介(垂水吾郎)と別居して、とらやの二階に間借りしている。そこへ帰って来た寅が、一目惚れ。恋の病に伏せっている寅さんの耳元で、夕子がささやいたのがこの台詞。
詳しく見る寅「いや頭の方じゃ分かっているけどね。
気持ちの方が、そうついてきちゃくれないんだよ、ねえ?
だから、これは俺のせいじゃねえよ」
さくら「だって、その気持ちだって
お兄ちゃんのものでしょう?」
寅「いや、そこが違うんだよ、早え話がだよ
俺はもう二度とこの柴又へもどってこねえと
そう思ってもだ、な、
気持ちの方は
そう考えちゃくれねぇんだよ、
アッと思うとまたオレはここへもどってきちゃうんだよ、
本当に困った話だよ」