第11作
男はつらいよ 寅次郎忘れな草
公開日:昭和48年8月4日 /
上映時間:99分
マドンナ | 浅丘ルリ子 |
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ゲスト | 織本順吉 、毒蝮三太夫 |
人々 | 網走行きの夜行列車で泣いていた女・リリー/浅丘ルリ子、酪農家・栗原久宗/織本順吉、妻・紀子、娘・美由紀、朝日印刷の職工・水原/江戸屋小猫、恋人・めぐみ、大田区蒲田で飲み屋をやってる リリーの母/利根はる恵、葉県松戸の清寿司主人、リリーの夫・石田良吉/毒蝮三太夫 |
ロケ地 | 上野駅根釧原野浅草寺雷門前網走市内各所網走駅釧網線錦糸町駅 |
スタッフ | 監督 : 山田洋次 脚本 : 山田洋次 朝間義隆 宮崎晃 原作 : 山田洋次 撮影 : 高羽哲夫 音楽 : 山本直純 美術 : 佐藤公信 |
リリー
浅丘ルリ子
本名、松岡清子。かつてレコードを出したことがある旅回りの歌手。街から街へ、キャバレーからキャバレーへと、日本全国を旅暮らし。北海道の網走で、寅さんと出会い、同じ境遇から意気投合。その後、二人は長い愛の物語を紡ぎだすこととなる。
詳しく見る言ってみりゃ、リリーも俺と同じ旅人さ
見知らぬ土地を旅してる間にゃ
そりゃ人に言えねぇ苦労があるのよ・・・
例えば、夜汽車の中、少しばかりの客は
みんな寝てしまって、なぜか俺一人だけが
いつまでたっても眠れねぇ
真っ暗な窓ガラスにホッペタくっつけてじっと外を見ているとね、遠くに灯りがポツンポツン・・・
あー、あんな所にも人が暮らしているかあ・・・
汽車の汽笛がポーッ・・・ピーッ
そんな時、そんな時よ、ただわけもなく悲しくなって
涙がポロポロこぼれてきちゃうのよ。