『男はつらいよ』とは?
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宝塚歌劇団で娘役として活躍、東宝映画でデビューを果し、1950年代から銀幕で数多くの映画に出演。稲垣浩監督の『宮本武蔵』(54年)や、イタリアとの合作『蝶々夫人』(55年)、そして豊田四郎監督の『雪国』(57年)では岸恵子と共演。テレビ、舞台などでも幅広い活躍をし、TBS「岸辺のアルバム」(77年)ではテレビ大賞の主演女優賞を獲得。
私ね、寅ちゃんと一緒にいると、なんだか気持ちがホッとするの。寅ちゃんと話していると、ああ私は生きてるんだなァって、そんな楽しい気持ちになるの
寅さんとさくらの幼なじみ。子供の頃、寅さんは二人は「デカらっきょに、チビらっきょ」とからかっていた。結婚に失敗し、柴又で美容院を開く。何かにつけ気にかけてくれる寅さんに、家庭的な幸福を夢見る。
旅先で弁当を使わせてもらった旧家の奥様(田中絹代)から、テキ屋仲間の哀れな末路を聞かされた寅さんは、柴又へ帰ってくる。ところが寅さんの部屋は、御前様の親戚の大学助教授・岡倉金之助(米倉斉加年)が下宿中。面白くない寅さんは、また旅に出ようとしたが、門前で美容院を始めた幼なじみの志村千代(八千草薫)と再会し、思いとどまることに… 寅さんの幼なじみに、宝塚出身のベテラン女優・八千草薫。寅さんがマドン...
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