石濱朗

石濱朗いしはまあきら

1935~2022年

プロフィール

東京都出身。暁星高校在学中に松竹の『少年期』(51)主役少年の募集に応募。1500人の中から選ばれ、デビュー。中村登監督『波』(52)、小林正樹監督『人間の條件』(59) 『切腹』(62)、渋谷実監督『青銅の基督』(55)など一流監督の作品に数多く出演する。1965年の明治座公演「図々しい奴」出演を機に、新国劇に入団。主な舞台は「風林火山」「大菩薩峠」「人生劇場」など。ドラマでは、NHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」「毛利元就」をはじめとして出演作多数。

映画『鳩』(52)場面写真

映画『鳩』(52)場面写真

野村芳太郎監督作品とのかかわり

3作品に出演。映画『鳩』(52)は、高校の同窓生にあたる野村芳太郎監督のデビュー作品で、主人公の高校生を好演した。後に、2年後の『伊豆の踊子』(54)では、美空ひばりと共演。幾度となく映画化された中でも、特に鮮烈な印象を残している。『花嫁のおのろけ』(58)では、コミカルで温かい作品で、夭折したスター高橋貞二と兄弟役を演じた。