野村芳太郎監督の監督第1作。当時、新聞に掲載された実話を元に脚色された小品
array(4) { [0]=> string(3) "179" [1]=> string(3) "178" [2]=> string(3) "180" [3]=> string(2) "81" }当時、映画興行は、長編と40分程度の中編の2本立てが多く、松竹では中編をSP(Sister Picture姉妹篇)と称して、新人監督の登竜門として位置づけていた。野村芳太郎もこの制度で、初めてメガホンを取り、その技量を社内で認められるきっかけとなった。
高校生の勇(石濱朗)は、伝書鳩を飼育する友人一郎(磯貝元男)の家に遊びに行き、 子鳩を譲り受ける。父(有島一郎)には反対されるが、自分が世話すると約束し、 飼育を許される。ある日、馴れない子鳩の為に、一郎から親鳩を借りるが、 野良猫に喰い殺されてしまう。責任を感じた勇は、家出。周囲の人々が、心配を募らせる中、親友綾子(小園蓉子)の元に、勇から手紙が届く。