野村芳太郎監督の監督第1作。当時、新聞に掲載された実話を元に脚色された小品

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解説

当時、映画興行は、長編と40分程度の中編の2本立てが多く、松竹では中編をSP(Sister Picture姉妹篇)と称して、新人監督の登竜門として位置づけていた。野村芳太郎もこの制度で、初めてメガホンを取り、その技量を社内で認められるきっかけとなった。

あらすじ

高校生の勇(石濱朗)は、伝書鳩を飼育する友人一郎(磯貝元男)の家に遊びに行き、 子鳩を譲り受ける。父(有島一郎)には反対されるが、自分が世話すると約束し、 飼育を許される。ある日、馴れない子鳩の為に、一郎から親鳩を借りるが、 野良猫に喰い殺されてしまう。責任を感じた勇は、家出。周囲の人々が、心配を募らせる中、親友綾子(小園蓉子)の元に、勇から手紙が届く。

公開日
1952年10月11日
本編尺
44分
受賞歴
キャスト
石濱朗、小園蓉子、有島一郎、美山悦子、草香田鶴子、磯貝元男
スタッフ
製作:山本武
脚本:中山隆三
撮影:赤松隆司
照明:田村晁雄
音楽:木下忠司
美術:平高主計
録音:西崎英雄
編集:大澤静