今回のシリーズ50周年と最新作『男はつらいよ　お帰り 寅さん』の公開を記念した出版も続々と登場しています。
独自の取材や企画による新刊も、絶版になっていた貴重な書籍の再販も充実のラインナップです。
読書で寅さんを楽しむお正月休みはいかがでしょうか？

2019年12月に発売された書籍

①「男はつらいよ　お帰り 寅さん」（講談社）小路幸也・著　1,400円

※新刊
新作映画を原作として、『東京バンドワゴン』シリーズの著者がノベライズ化。

②「いま、幸せかい？～「寅さん」からの言葉」（文藝春秋）滝口悠生・選　800円

※新刊
気鋭の芥川賞作家が全49作の台本を読み返して、印象的な「場面」から寅さんの言葉を紹介する、新しい形の寅さん名言語録。

③「知識ゼロからの寅さん入門」（幻冬舎）川本三郎・監修、岡村直樹、藤井勝彦・著　1,300円

※新刊
22年ぶりの新作映画！でも、過去のシリーズ作品を1本も観たことがない…そんな寅さん初心者に向けてポイントを押さえた文字通りの入門書です。

④「寅さんの鉄道旅　お帰り 寅さん篇」（天夢人）「旅と鉄道」編集部　1,200円

※新刊
過去2回発刊された「旅と鉄道」増刊号シリーズの最新第3弾MOOKが登場。最新作の世界とともに、旧作の鉄道名シーンを振り返ります。

⑤「わたしの寅さん　男はつらいよ50周年」（朝日新聞出版）小泉信一・監修　1,100円

※増補改訂版
2016年に出版されたMOOK『寅さんの向こうに』の内容を一部更新し、最新作にあわせて追加取材の記事を加えています。

⑥「男はつらいよ　寅さんの人生語録　改」（PHP文庫）山田洋次、朝間義隆・作、寅さん倶楽部・編　740円

※増補改訂版
1993年に発刊された同タイトルの名言語録に、その後の作品からの名言も追加した再編集版です。

⑦「寅さんの列車旅２　寅次郎旅人情篇」（天夢人）旅と鉄道編集部・編　1,440円

※新刊
人気シリーズ第2弾『寅さんの鉄道旅　人情と聖地巡礼編』に最新作の情報を加えて、新たに単行本化。保存版の一冊です。

⑧「完全版『男はつらいよ』の世界」（集英社文庫）吉村英夫・著　760円

※増補改訂版
2005年に発刊された同タイトルの書籍に、最新作の情報を加えて、表紙を新装しました。

⑨「男はつらいよ』５０年をたどる。」（ポプラ社）都築政昭　1,500円

※増補改訂版
1997年に発刊された『寅さんの風景－山田洋次の世界』（近代文藝社）に最新作の情報を加えて改題、新たにポプラ社から発売されました。

⑩「みんなの寅さん　from1969」（アルファベータブックス）佐藤利明・著　3,800円

※新刊
Web上のコラムや各紙に連載された記事を集めた大ボリュームの寅さん本。

11.「寅さんのことば　生きてる？そら結構だ」（幻冬舎）佐藤利明　1,100円

※新刊
2014年に発刊された『寅さんのことば』（東京新聞出版局）に続く第2弾。中日新聞に連載されたコラムを単行本化。

2019年夏に発売された書籍

12.「50周年！男はつらいよ　ぴあ」（ぴあ）　1,670円

※新刊
50年間の歩みを振り返ることのできる一冊。監督やキャストへのインタビュー、著名人アンケート、取材記事や全作ガイドも充実。

13.「寅さんの「日本」を歩く」（天夢人）岡村直樹・著　1,800円

※新刊
寅さんが訪れた50のロケ地を詳しく現地取材。巻末の聖地巡礼ガイドでは全国330カ所を超えるロケ地が紹介されており、旅行ガイドとしても大活躍の一冊。

14.「新装版　渥美清　わがフーテン人生」（毎日新聞出版）渥美清・著　

※新装再販
1976年に連載され、1996年にサンデー毎日編集部から発刊された同タイトルの書籍の表紙を一新して再販。渥美清による唯一の自伝。

2019年以前に発売された書籍

「悪童 小説 寅次郎の告白」（講談社）山田洋次・著　1,300円
「寅さんの列車旅　映画『男はつらいよ』の鉄道シーンを紐解く」（天夢人）「旅と鉄道」編集部・編　1,700円
「寅さん語録　寅さんが教えてくれる今を生きるための50のメッセージ」（ぴあ）轟夕起夫、イソガイマサト・著　1,200円
「「男はつらいよ」を旅する」（新潮社）川本三郎・著　1,400円
「『男はつらいよ』の幸福論　寅さんが僕らに教えてくれたこと」（日経BP社）名越康文・著　1,500円
「人生で大切なことはみんな『寅さん』に教わった」（講談社）辻正司・著　1,500円
「寅さんとイエス」（筑摩書房）米田彰男・著　1,700円
「人生に寅さんを。～『男はつらいよ』名言集」１＆２（キネマ旬報社）キネマ旬報編集部・編　1,200円