大竹しのぶ

大竹しのぶおおたけしのぶ

プロフィール

東京都出身。フジテレビ「ボクは女学生」(73)の一般公募でドラマ出演。1975年 映画『青春の門 -筑豊編-』(75)で本格的デビュー。同年、NHK朝の連続テレビ小説「水色の時」に出演。注目を集める。映画の代表作は、『あゝ野麦峠』(79)『死んでもいい』(92) 『学校Ⅲ』(98)『生きたい』(99)『鉄道員(ぽっぽや)』(99)『後妻業の女』(16)ほか多数。映画、舞台、TVドラマ、声優、音楽等ジャンルにとらわれず、活動は多岐にわたる。

映画『事件』(78)撮影風景 左から大竹しのぶ、野村芳太郎

映画『事件』(78)撮影風景 左から大竹しのぶ、野村芳太郎

野村芳太郎監督作品とのかかわり

3作品に出演。姉妹が一人の青年を奪い合った果てに起きた殺人事件を中心に、その審理を絡めて、複雑な人間模様を描いた映画『事件』(78)。大竹は、純朴で可憐に見えて、その実、一番したたかで、物語のカギを握っている妹を鮮やかに演じ、高く評価された。同年の『鬼畜』(78)では、陰惨な物語の中で、清涼剤ともいえる心優しい婦警を演じている。『危険な女たち』(85)では主演を演じ、実現が叶わなかった野村監督の次回作にも主演として、構想されていた。