東京都出身。松竹映画『藍より青く』(73)で初主演。ドラマ「水中花」(79)に主演、大ヒットする。映画の代表作は『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(81)『青春の門』(81)『蒲田行進曲』(82)『死の棘』(90)最近では『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23)など多数。NHK大河ドラマでは「国盗り物語」(73)「春の波濤」(85)「篤姫」(08)「西郷どん」(18)他に出演。NHK連続テレビ小説では「らんまん」(23)など多数出演。活動は多岐にわたる。
映画『わるいやつら』(80)撮影風景 左から松坂慶子、野村芳太郎
5作品に出演。大岡昇平の同名小説を原作に「姉妹が一人の青年を愛し、奪い合う」という若者の不安定な青春とその審理を描いた映画『事件』(78)。松坂は、それまでの出演作品で演じてきた女性とは異なるタイプであり、殺害されてしまう姉を熱演。演技の新境地を開き、高く評価された。映画『配達されない三通の手紙』(79)『わるいやつら』(80)は、娯楽作品としてのミステリー映画として製作され、松坂の華やかさや魅力が、いかんなく発揮されている。