松竹創業九十周年記念作品。庶民の味方「ねずみ小僧」をモチーフにした時代劇
array(4) { [0]=> string(3) "400" [1]=> string(3) "403" [2]=> string(3) "401" [3]=> string(3) "402" }霧プロの解散後、自身のプロダクションとして立ち上げたプロダクション・クラップボードの第1作目。昼間は麦とろ飯屋を営んでいて、夜になると「ねずみ小僧」として、庶民の為に盗みを働く姉弟を描いた、コメディ時代劇。
明治三十年。文学者・与謝野ハル子(松坂慶子)がねずみ小僧の研究にと次郎吉(中村雅俊)とお駒(小川真由美)を取材しにくる。二人は若い頃の回想を始める。時は安政六年。深夜になると、金竜寺境内にある麦とろ屋の一室から次郎吉が動き始める。黒装束に身を包み、庶民の為に、豪商の家の金品を盗み出すねずみ小僧だったが、実は夢遊病者だったのだ。盗品は、次郎吉の姉お駒もねずみ小僧となって盗品を貧しい人々に配り、町中が「ねずみ小僧」の噂でもちきりだった…。