楢山節考
世界中に衝撃を与えた姥捨山伝説
その奥に秘められた母と子の絆!
見どころ
子が老いた親を山に捨てる残酷な因習が人工的様式美の世界で悲しく綴られていく天才・木下惠介監督の野心的傑作!
あらすじ&解説
亭主に先立たれた老婆おりんは、嫁に先立たれた息子の辰平の後妻を探しながら、けさ吉はじめ3人の孫の面倒を見ている。村では、貧しい村での口減らしのため70歳になると楢山まいり(姥捨て)をする風習があった。村の祭りの日、隣村から亭主に死なれた玉やんが後妻にやってくる。これで心おきなくお山へいける、というおりんだったが・・・
- 公開日
- 1958年06月01日
- 本編尺
- 約98分
- 受賞歴
- ・第19回ヴェネツィア国際映画祭正式出品
・1958年度キネマ旬報ベスト・テン第1位/監督賞/女優賞(田中絹代)
・第13回毎日映画コンクール日本映画賞(作品賞)/監督賞/音楽賞 - キャスト
- 田中絹代 高橋貞二 望月優子 市川團子(二代目市川猿翁) 宮口精二
- スタッフ
- 監督・脚色: 木下惠介
原作: 深沢七郎
撮影: 楠田浩之
音楽: 杵屋六左衛門 野沢松之輔