第6作 1993年12月25日
釣りバカ日誌 6

岩手県釜石市で、一之助の市民大学の講演会にかこつけ釣りを楽しんだ“釣りバカ”コンビ。運転免許のない伝助の替わりに、車の運転をした一之助が、市の役員に運転手と間違えられ、伝助を社長に仕立てる。伝助は鈴木建設社長として講演会でワルノリ・スピーチをしてしまう。一方、釜石の旅館の仲居・澄子(久野綾希子)の優しさにふれた一之助。そのまま運転手と偽って、遠野に渓流釣りデートと洒落込むが・・・
多忙な社長業に疲れ果てたスーさんが、ハマちゃんと立場が入れ替わるという逆転の発想の第6作。しかもハマちゃんはスーさんの代わりに、市民大学講座で“21世紀の未来都市と構想”をテーマに講演をすることになる。また、美しきマドンナの澄子に淡い思いを描くスーさんが、その娘・佳奈(喜多嶋舞)の結婚式のために一肌脱ぐことになる。太田八郎(中本賢)はじめ、太田丸の面々がなぜか鈴木建設の重役に仕立てられ、結婚式に出席する。一方、新聞記者(豊川悦司)がスーさんの汚職疑惑を追求。社長業スーさんの心労とストレスは溜まる反面、のんきなハマちゃんは相変わらず、マイペースの自由人ぶりを発揮してくれる。