第3作 1990年12月22日
釣りバカ日誌 3

終戦の年に一之助が赴任していた思い出の地、上伊豆町・星ヶ浦(架空の土地)で釣りバカコンビは、かつて一之助と訳ありだった女性の娘・雪子(五月みどり)と釣り船を共にする。カラオケ教室の先生をしている雪子は、美しい星ヶ浦を愛し、建設会社によるリゾート開発の反対運動に参加している。一方、伝助とみち子さんは幸せな毎日を過ごしているが、唯一の悩みは“子宝に恵まれない”ことだった・・・。
大人のお色気あふれる五月みどりをゲストに迎えた第3作。スーさんに隠し子疑惑? 終戦間際、スーさんの淡いロマンスの想い出。さらに、ハマちゃんが雪子をスーさんの“落としだね”と勘違いした事から、事態はあらぬ方向へと。さらに、鈴木建設リゾート開発に反対する雪子と、会社の仕事の間で苦悩するスーさんの男の純情が描かれる。また“赤ちゃん”を待望するハマちゃん夫婦を、実の父親の如く心配するスーさん。ハマちゃんとみち子さん、そしてスーさんとの親子のような関係は、“釣りバカ”世界をアットホームなものにしている。