第20作 2007年9月8日
釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

一之助がついに社長を勇退、会長に就任する。社員を集めた就任式の演説で言葉に詰まる。感無量となった伝助は、ついに皆の前で社長に向かって「スーさん!」と叫んでしまう。ところが会長就任早々、一之助は謎の失踪をしてしまう。心配した妻の久江(奈良岡朋子)は、伝助に捜索を依頼する。わずかな手がかりをもとに岡山県に向かう伝助。美しい海を望む寺で、温子(星由里子)とその娘・珠恵(檀れい)の世話になっていた一之助と再会するが、この町では大きな問題となっているリゾート開発のゼネコンが鈴木建設と知って・・・
鈴木建設を創業し、一代で日本を代表するゼネコンに育て上げたスーさんだが、惜しまれながら、社長を辞めて会長となる。その就任式で頭が真っ白になったスーさんは絶句してしまい、自分がボケたのではないかと悩む。ヒロインは『武士の一分』(06年)で注目を集めた、宝塚出身の檀れい。また、星由里子、小沢昭一、桂小金治といった日本映画の歴史を築いてきた俳優陣の共演は、国民的映画シリーズ「釣りバカ日誌」なればこそ。また、ハマちゃんとスーさんの大ゲンカや、重役陣の無能ぶりなどルーティーンが、いつもよりパワーアップしている。