第16作 2003年9月20日
釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!
佐々木課長がめでたく次長に昇格、後任は海外支社で活躍していたキレ者のエリート岩田課長(三宅裕司)だが、飲みに行った伝助は、岩田の意外な面を知ることに。多忙な日々に疲れ、四国八十八ヶ所のお遍路旅に、伝助を無理矢理誘った一之助。釣りをしたい伝助と、今回は真面目な一之助との間に、不穏な空気が流れる。やがて、旅先で出会った男まさりのトラック運転手・みさき(高島礼子)のハチキンぶりに圧倒される。みさきが高知でのお礼にと鈴木建設に立ち寄るも、あいにく伝助は出張中。代わりに相手をした岩田課長が、彼女にひと目惚れしてしまう。
心静かにお遍路旅を続けたいスーさんと、あわよくば釣りがしたいハマちゃん、に“釣りバカ”の高知のタクシー運転手(間寛平)が絡んで珍道中となる。四国ロケが効果を上げている。豪快な高知女性の典型“ハチキン”ぶりを高島礼子がうまく表現、三宅裕司とのロマンスがみどころになっている。本作より「サラリーマン専科」三部作の朝原雄三が監督に抜擢された。次長に昇進した佐々木課長の後任は、かつてみち子さんに恋心を抱いていた、岩田千吉(三宅裕司)。一見真面目な岩田課長だが、プライベートではブルースを愛する趣味人。しかし、寂しいバツイチでもある。