第1作 1988年12月24日
釣りバカ日誌

釣りをこの上なく愛する浜崎伝助(西田敏行)は、鈴木建設四国支社高松営業所・営業課に勤務の釣りバカ社員。終(つい)の住処と女木島に一軒家を購入、釣り三昧の日々を過ごしていた。ところが、本社人事部のコンピューターの入力ミスで、東京本社・営業部・営業三課に配属させられてしまう。やがて伝助と、鈴木建設創業者で社長の鈴木一之助(三國連太郎)が、ひょんな事から知り合い、釣りを通じての秘密の関係が始まる・・・
平成元年のお正月映画として公開された記念すべき第一作。すでに輝かしいキャリアを築いていた西田敏行が、趣味と家庭のみに生きるサラリーマンをイキイキと演じて代表作となった。三國連太郎もまた、日本を代表するベテラン俳優だったが、この異色のキャスティングは大きな話題となった。「ハマちゃんとスーさんの秘密の関係」は、初期作品の笑いを生む原動力となっている。谷啓の佐々木課長、中本賢の太田八郎といったレギュラーも本作から登場。