『心中天網島』以来16年振りに再び近松門左衛門の世界に挑んだ意欲作。前作に続いて郷ひろみを起用。出雲の国、松江藩。槍の名手で美男の表小姓・権三は、江戸への赴任中の茶道の師の妻おさゐ(岩下)に茶道の伝授を請うが、それを目撃した同僚に不義密通の濡れ衣を着せられ・・・。武家の生き方としては挫折しながらも道行の果てに官能と嘆美の勝者になる美学。
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