戦前派で秀才の兄と戦後派でのんきな弟を中心に、ユーモアを交えて、日本的な家庭の姿を描いた作品
array(4) { [0]=> string(3) "186" [1]=> string(3) "189" [2]=> string(3) "187" [3]=> string(3) "188" }前作『次男坊』に続き、佐々木邦の小説「愚兄賢弟」を原作として、高橋貞二を主演に迎えて製作された。1931(昭和6)年に五所平之助監督が松竹キネマ(蒲田撮影所)で発表した同名作品のリメイク。ラストシーンの双子の更新など、演出的な技法が随所に感じられる
大学を卒業した貢二(高橋貞二)は、兄貢一(三橋達也)の助力で、銀行への就職が決まる。想いを寄せていた姉の友人君子(淡路恵子)に失恋した貢二は、傷心の中、京都の出張先で出会った嫂貞子(月丘夢路)の妹春子(紙京子)に心奪われる。そんな中、貢一経由で、銀行の頭取(笠智衆)からの縁談が持ち上がり、見合いの席が設けられるが、気乗りしない貢二は、仮病を使って欠席、友人を代理に託すが、それをきっかけに大騒動が巻き上がる。