中国人医学生と、彼と結婚した日本人女性の、戦中戦後にわたる激動の人生を描いた物語
array(4) { [0]=> string(3) "222" [1]=> string(3) "225" [2]=> string(3) "223" [3]=> string(3) "224" }直木賞候補作となった白藤茂による同名小説を原作に映画化。大庭秀雄監督による大ヒット映画『君の名は』(53)(54)のコンビ佐田啓二と岸惠子による大作ドラマ。香港でロケ撮影が行われ、香港国際撮影所の陳又新が佐田啓二の父親役で出演している。
戦時中に日本に医学生として留学した中国人・顔紹昌(佐田啓二)は、看護婦の左千子(岸惠子)と結婚。南京に帰国する。新政府の宣伝部次長として働くが、敗戦とともに漢奸として迫害を受け政府に命を狙われる身となる。紹昌は、妻子を日本に戻すために、離婚し、いつか必ず、自分も日本に戻り、神戸駅で午後六時に会おうと、約束する。二人が再会するまでの苦難と夫婦愛を描く。