「松竹映画三十五周年記念総動員映画」と銘打って製作されたオールスター映画
array(4) { [0]=> string(3) "234" [1]=> string(3) "237" [2]=> string(3) "235" [3]=> string(3) "236" }当時、大船撮影所に所属していた俳優女優陣が出演する顔見世映画。それぞれが、持ち味を活かした見せ場があり、自分のごひいきスターの活躍を期待して映画館にやってきた観客が、満足感を得られるメロドラマとなった。
明子(岸惠子)は、夫藤川(大木実)の浮気が原因で離婚し、実家の外山家に帰ると、家業の玩具工場の経営が傾きかけており、再建のために奔走することになった。兄信一(片山明彦)の親友で、明子に好に想いを寄せている新村(佐田啓二)の斡旋のおかげで、信一が考案した玩具の販売契約を外国商社との間で締結にこぎ着ける。ところが、明子を恨む藤川が安価な模造品を作って妨害し始める…。