張込み

STAKEOUT,a.k.a CHASE

逃亡する殺人犯と、追いつめていく刑事たちの息詰まる人間ドラマ

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解説

松本清張の短編推理小説を橋本忍と山田洋次が脚色した。清張×橋本忍×野村芳太郎の三者がタッグを組んだ初めての作品。野村芳太郎監督の1950年代の代表作であり、演出家としての手腕が高く評価されるきっかけになった。

あらすじ

ある夏の暑い日。横浜から夜行列車に、二人の刑事、柚木（大木実）と下岡（宮口精二）が飛び乗った。彼らは深川の質屋で起きた強盗殺人事件の犯人二人組の片割れで、逃亡中の石井（田村高広）を逮捕するために佐賀にと向かう。「石井は三年前に別れた女さだ子（高峰秀子）に会いたがっていた」という共犯者の供述に賭けたのだ。さだ子は、佐賀の銀行員横川(松本克平)の後妻になっていた。さだ子の住む家を見下ろす旅館に到着した柚木と下岡の張込みが始まる。毎日のうだるような暑さの中、何日も石井からの接触を待ち続けるふたりの刑事。一週間後。遂に石井が姿を現した。

公開日: 1958年01月15日
本編尺: 116分
受賞歴: 第32回キネマ旬報ベストテン日本映画第8位
キャスト: 大木実　田村高廣　宮口精二　高峰秀子　高千穂ひづる　芦田伸介　菅井きん
スタッフ: 製作：小倉武志
原作：松本清張
脚本：橋本忍
撮影：井上晴二
照明：鈴木茂男
音楽：黛敏郎
美術：逆井清一郎
録音：栗田周十郎
編集：浜村義康

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