月給¥一三、〇〇〇―

新人助監督だった山田洋次を共同脚本に初めて起用したサラリーマン物

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解説

東京のゴム会社を舞台に、九州から東京の本社に転勤してきた熱血青年を中心としたサラリーマンの群像劇。キャストの名前を、志賀直哉原作による伊丹万作監督の映画『赤西蠣太』(36)にちなんで、全て海産物にちなんだ名前にしている。

あらすじ

太陽ゴムの九州支社から陸奥吾郎(南原伸二)が転勤してきた。配属された人事課は、万年課長の亀野(宮口精二)、酒好きでお人好しな鱸(三井弘次)、出世を望む鮎川(渡辺文雄)、のんびりやの竜野(福岡正剛)といった面子。吾郎が住むことになった独身寮には、鱸をはじめ、経理課員の貝塚(内田良平)や寮のおばさんのお気に入りである厚生課鱒見(小坂一也)がいる。それぞれ個性的だが、共通しているのは、一生懸命働いても13,000円安月給というところだった…。

公開日
1958年03月11日
本編尺
99分
受賞歴
キャスト
田村高廣 杉田弘子 南原伸二 石濱朗 渡辺文雄 中川弘子 朝丘雪路 小坂一也 西村晃
スタッフ
製作:保住一之助
脚本:野村芳太郎 山田洋次
撮影:井上晴二
照明:鈴木茂男
音楽:木下忠司
美術:逆井清一郎
録音:栗田周十郎
編集:浜村義康