『拝啓天皇陛下様』のヒットを受けて製作された作品
array(4) { [0]=> string(3) "404" [1]=> string(3) "405" [2]=> string(3) "406" [3]=> string(3) "407" }お人好しだが、身寄りがなく世間からも冷たい目で見られてきた山田善助が、軍隊に入り、軍犬部隊に配属される。本作品に「特別出演」の枠で、登場した佐田啓二は、本作品の後に自動車事故で急逝した為、最後の野村監督作品への出演となった。
ある事件で家族を失った山口善助(渥美清)は世間から馬鹿にされて生きてきた。汲取り業で生計を立ててきたが、中国人の王万林夫妻(小沢昭一、南田洋子)だけが友達だった。昭和14年、善助に召集令状が届く。善助は喜んだ。軍隊は人を平等に扱うと感じているからだ。軍犬部隊に配属された善助は、ある犬の元の飼い主・元宮家のヤエノ夫人(久我美子)に憧れを抱くようになる。昭和20年8月、終戦。善助は泣き叫んだ。「陛下もう一度考え直してつかァさい」混乱の戦後を善助はヤエノ夫人のために生きていこうとするのだが…。