東京の下町を舞台に、貧しくても人情厚い人々の姿を描く群像劇
array(4) { [0]=> string(3) "448" [1]=> string(3) "451" [2]=> string(3) "449" [3]=> string(3) "450" }藤原審爾の小説「極楽亭主」を原作に、現代の長屋物といった趣で展開される。脚本に参加している山田洋次が手掛ける『男はつらいよ』の出演者も多く、パロディもあったり、にぎやかに物語が展開する。
東京のとある商店街。古道具屋を営む善造(加東大介)の家に、高校教師である兵頭(宍戸錠)が下宿することになる。善造の家の裏に住む左官屋の安夫森田健作は、兵頭の教え子だった。偶然の再会を二人は喜ぶ。商店街の来々軒で食事をしたところ、一人で店を切り盛りするお琴(倍賞千恵子)に兵頭が一目惚れ。やがて、お琴の母が他界すると、近所の人々はお琴の身を案じて、床屋の庄吉(桜井センリ)のところで働いているライオン(佐藤我次郎)に来々軒の手伝いをさせることする…。