SUSPICION
実際におきた「別府三億円保険金殺人事件」を題材にしたサスペンス映画
array(4) { [0]=> string(3) "392" [1]=> string(3) "395" [2]=> string(3) "393" [3]=> string(3) "394" }松竹と霧プロの提携作品。松本清張の短編「昇る足音」(のちに「疑惑」に改題)を原作に、古田求、野村芳太郎と共に、清張自身が脚色に参加した。当初原作では、弁護人が男性だったところを、女性に変更。映画的な演出が成功し、話題作となった。
富山県新港湾埠頭で、車が時速40㎞のスピードで海に突っ込む。乗っていた地元の財閥、白河福太郎(仲谷昇)は死亡し、同乗していた若い後妻の球磨子(桃井かおり)は、助かった。やがて、夫に3億円の保険金が掛けられていることが判明。球磨子は保険金狙いの殺人を疑われ、警察に逮捕される。球磨子は新聞に「北陸一の毒婦」と糾弾され、世間は球磨子の犯行であることを疑わない雰囲気になっていた。そして、球磨子の裁判の弁護人として佐原律子(岩下志麻)が選ばれる。二人はことあるごとに衝突して……