鳴山草平の小説「きんぴら先生」「お嬢さん」を原作に製作。高橋貞二演ずる新任教師の活躍を描いた学園物
array(4) { [0]=> string(3) "191" [1]=> string(3) "190" [2]=> string(3) "192" [3]=> string(3) "193" }当時、人気を博した今井正監督作品『青い山脈』(49) などを参考に、女子高を舞台に校内の封建的な思想を一掃しようと奮闘する若い教師や同僚、生徒たちを活き活きと描く。テンポ良いさわやかな作品となり、社内外の評価も高かった。
女学校に赴任した若い教師坂田金平(高橋貞二)は、「きんぴら先生」のあだ名で、人気者になる。彼は同じ下宿の教師山根(大坂志郎)、町子(淡島千景)と親しくなり、学校の封建思想を打破しようと、教頭鳶野(井沢一郎)と反目する。修学旅行で、生徒の峰子(小園蓉子)が、金を紛失。貧しい家庭の葉子(藤乃高子)が疑われる。校長は厳しい処分を主張するが、三人は猛反対。PTAの会合を開かれるが、その最中に峰子は、自分が嘘をついたと告白する…。