最後の切札
白崎秀雄の小説「肉の僕」を原作に、裏社会に生きる複雑な人間模様を描く
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解説
橋本忍が脚本を担当したハードボイルドなドラマ、佐田啓二が普段の正統派二枚目とは全く異なる役柄を好演。常に悪事を働くことを考えている邪悪な男を活き活きと演じている。『張込み』(58)に続くサスペンス映画となった。
あらすじ
表向きはありふれた洋品店の店主である立野駿介(佐田啓二)は、宗教研究会を作り、寄付金と称して、新興宗教からゆすり、たかりをしている。ある日、新興宗教不滅協会を陰で取り仕切っている西川(龍崎一郎)は、自宅に帰ってきた際に、新聞記者と偽った立野から、フラッシュを浴びせかけられる。立野は、競輪場で西川の部下(浜村純)が、闇の拳銃を手に入れる現場を目撃した為、警察に知らせる一方で、新聞記事のもみ消しを西川に提案する。更なるゆすりを働くために…。
- 公開日
- 1960年09月20日
- 本編尺
- 93分
- 受賞歴
- ー
- キャスト
- 佐田啓二 桑野みゆき 小田切みき 日比野恵子 芳村真理 若葉慶子 宮口精二
- スタッフ
- 製作：保住一之助
原作：白崎秀雄
脚本：橋本忍
撮影：川又昂
照明：佐藤勇
音楽：芥川也寸志
美術：宇野耕司
録音：栗田周十郎
編集：浜村義康
