「軍隊にいつまでも置いてほしい」と天皇陛下に手紙を書く天涯孤独の一歩兵を描いた逆説的なコメディ
array(4) { [0]=> string(3) "332" [1]=> string(3) "333" [2]=> string(3) "334" [3]=> string(3) "335" }「衣食住が守られ、仲間もいる軍隊ほどいい所は無い」と信じる身寄りのない一兵卒が、戦争が終わって除隊になることを恐れ、天皇陛下に直訴の手紙を書く。軍隊生活の矛盾を逆説的に浮かび上がらせ、哀歓あふれる傑作となった。
昭和6年、天涯孤独の山田正助(渥美清)は岡山の歩兵部隊に配属されて棟本博(長門裕之)に出会い、友情が芽生える。軍隊の厳しい規律の中、持ち前のバイタリティーを活かした正助は、上官にも隊友たちにも愛される。
翌年、海外の戦場で日本軍が劣勢に陥る中、正助は天皇陛下に1通の手紙を書くが、棟本に投函を止められる。軍隊を除隊になった正助は厳しい生活を送るが、ある日、児童作家として再出発をしようとしている棟本(長門裕之)に再会する…。