『男はつらいよ』40周年プロジェクト|松竹映画『男はつらいよ』公式サイト| 松竹株式会社

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『男はつらいよ』40周年記念

帝釈天題経寺 野外上映会レポート
開催日:2008年8月27日(水)
場所:東京都葛飾区柴又 帝釈天題経寺

8月27日、第1作「男はつらいよ」の劇場公開記念日に、寅さんゆかりの帝釈天題経寺にて野外上映会が開催されました。

当日は、雨のつづいていた東京に、奇跡的な1日だけの青空。
ゲストに、山田洋次監督、第1作のマドンナ・光本幸子さん、源公こと佐藤蛾次郎さん、さらに葛飾区長 青木勇氏を迎えたほか、大勢のファンの方々に訪れていただき、総勢1000名のみなさんが集った盛大な上映会となりました。

上映会のはじまりは、ゲストの方々の挨拶から。青木区長は、「今の時代に薄れている人と人との関わりの大切さを教えてくれる作品。第1作の冒頭のまといふりのシーンでは、帝釈天参道のみなさんも40年前の若々しい姿で出演している。この素晴らしい作品を、帝釈天で上映できて嬉しい」と、地元での上映を喜んでおられました。つづく、松竹・大谷信義会長は「昔は各地で、境内や校庭などを利用した、みんなで観る野外上映会が開かれていた。そして近所の人たちと親交を深めるふれあいの場所でもあった。この作品は、松竹入社1年目の私が、こんなに面白い映画があるのかと思った作品。ぜひみなさんでいっしょに楽しんでいただきたい」と、思い入れのこもった挨拶を述べました。

つづいて、司会の方の「蛾次郎さん?」との声に、境内の上手から、映画さながらに源公の衣裳を着た佐藤蛾次郎さんが登場。ワーッというファンの方々の声とともに壇上へ。さらに、蛾次郎さんの呼び掛けに応えて、山田監督と光本幸子さんが、寅さんのテーマに合わせて登場し、境内には再び歓声があがりました。

光本さんは「第1回に出演し、初代マドンナとなれたのは名誉なことです。みなさんや山田監督、蛾次郎さんと会えてうれしい。作品中で、寅ちゃんと遊んで帝釈天へ酔って帰ってくるシーン。現場で急に、「喧嘩辰」を歌いながら歩けと言われてとまどっていると、監督が『こ〜ろ〜しいたいほど〜』とお手本に歌ってくださったことを覚えている。私は晴れ女、みなさん最後まで安心してみてくださいね」と、現場での楽しい思い出と空模様を心配する観客のみなさんへの頼もしいお言葉。

最後に蛾次郎さんが「みなさんがワーッと迎えてくれてうれしかった。私も晴れ男です。最後までゆっくり観てください」とこれまた頼もしくお天気に太鼓判を押してくださいました。

つづいて山田監督は「第1作から40年。この場所で上映できること、そしてこんなに大勢のみなさんに囲まれたことで、よく来てくださったと感謝の気持ちでいっぱい。第1作のことは、撮影のことから公開の日まで今でも鮮明に覚えている。試写室で観たときは妙に真面目な映画になっちゃったと落ち込み、公開当日は、当時住んでいた団地の部屋で寝転びながら、どうせダメだろうと思っていた。ところが、プロデューサーの電話ですぐに来いと言われ、新宿の松竹に行くと『君ね、笑ってるよ』との言葉。劇場に入ってみると、どーっと笑い声が聞こえた。あの時、ああ自分はこの形でつくり続ければいいんだと観客に背中を押してもらった。あの日のことは一生忘れません。今日は、この里帰りの上映会を、みなさんで楽しんでほしい」と第1作の想い出とともに、観客の方々への感謝の言葉でしめくくってくださいました。

監督の言葉が終わると、威勢のいいお囃子とともに、第1作の冒頭シーンで印象的な纏振り(まといふり)を柴又神明会の皆さんがお披露目してくださいました。第1作に青年姿で実際に出演された柴又観光協会の斉藤会長をはじめとする皆さんの、当時と変わらない見事な纏振り(まといふり)で場内を沸せてくれました。

境内では、スクリーン・音の環境など、野外でも高画質・高音質で映画を楽しむことができる環境が用意されました。挨拶、纏振りが終わり、空が暮れると、いざ上映。境内いっぱいに、人々の笑い声や、ときには涙する声なども聞かれ、みんなで楽しむ賑やかな野外上映会とすることができました。

この野外上映会の実施にあたって、主催の葛飾区さんはじめ、帝釈天題経寺さん、柴又神明会の皆様、陰ながら惜しみない協力をしていただいた柴又自治会の方々、そして何よりこの記念すべきイベントにお越しいただいたファンの皆様に厚くお礼申し上げます。

16時。境内脇に入場整理券配布に並ぶお客様の列が

境内にズラリと並んだ観客席。まだ雨の模様が心配

早くから席につく大勢のファンのみなさんたち。みるみる間に席がいっぱいに

舞台にて挨拶する葛飾区長 青木勇氏

同じく舞台にて挨拶する松竹・大谷信義会長

舞台でファンのみなさんに挨拶をする
佐藤蛾次郎さん(左)、光本幸子さん(真ん中)、山田洋次監督(右)

昔を懐かしむように渥美清氏の写真を囲んで 上映に向けてますます場内を盛り上げてくださった、柴又神明会の皆さんの纏振り(まといふり) 上映前、皆で一体になって記念撮影を。
ファンのみなさんは40周年記念うちわを掲げて
野外上映会としては最高レベル、と監督もコメントした上映機材 当日は報道陣のみなさんも大勢つめかけて会場の様子を撮影 上映を前にした観客席の様子