『男はつらいよ』とは?
×
少女時代をサンフランシスコで過ごし、劇団民藝に入団、女優として舞台やテレビで活躍。『忍ぶ糸』(73年)で映画デビューを果し、『沖田総司』(74年)に出演後、『寅次郎と殿様』の鞠子役に抜擢された。
でも私は若いんだし、どんな人生がこれから広がるかわからないし、例え苦労が多くたってそういう生き方を選ぶべきだと・・・そんなふうに思うのよ
愛媛県大洲市に亡き夫の墓参に訪れた時に、寅さんと出会う。その亡夫の父こそ、寅さんが大洲で知り合った大洲藩主十六代目当主・藤堂久宗(嵐寛寿郎)で、血のつながらない父娘は、とらやで再会を果すことになるが・・・
旅先の寅さんは、伊予の国大洲で、わけありの若い女性・鞠子(真野響子)に親切にする。その後、大洲の城跡で浮世離れした老人と知り合うが、その老人こそ、世が世なら伊予の殿様・藤堂久宗(嵐寛壽郎)であった。饗応を受けた寅さんは、殿様の「次男の未亡人に一目会いたい」という願いを安請け合い。しばらくして殿様は、とらやに「寅次郎君はおりますか」とやってくるが… サイレント映画時代から昭和二十年代にかけて時代...
続きを読む