高見修吉 第9・13作 宮口精二
プロフィール
1937年、文学座設立に参加。黒澤明監督の『續姿三四郎』(44年)で映画デビューを果し、木下惠介監督の『善魔』(51年)、小津安二郎監督の『麦秋』(56年)に出演。文学座の舞台のみならず映画でも活躍。なかでも『七人の侍』(54年)の孤高の剣客は高い評価を受けた。中平康監督の『光る海』(63年)でも吉永小百合の父親を演じている。
1937年、文学座設立に参加。黒澤明監督の『續姿三四郎』(44年)で映画デビューを果し、木下惠介監督の『善魔』(51年)、小津安二郎監督の『麦秋』(56年)に出演。文学座の舞台のみならず映画でも活躍。なかでも『七人の侍』(54年)の孤高の剣客は高い評価を受けた。中平康監督の『光る海』(63年)でも吉永小百合の父親を演じている。
結婚したきゃ、結婚しろ。知らん
小説家、仕事一筋で妻とも別れ、娘・歌子と二人暮らし。歌子には結婚を決めた恋人がいるが、父を独りにしたくないと、踏み切れないでいる。文学座のベテラン、宮口精二が不器用な父親を好演。
私は、口が下手だから、何というか誤解されることが多くてな
歌子の父。二年前に和解した筈の父娘だったが、歌子の亡夫の葬式にも出ず、仕事に明け暮れている。見かねた寅さんが、家に押し掛けて意見をする。