男はつらいよ

  1. >
  2. >
  3. 岡田嘉子(志乃)

志乃 第17作 岡田嘉子

プロフィール

大正から昭和初期にかけて、新劇から映画女優に転身、サイレント映画全盛時代の銀幕で活躍。彼女の舞台を演出した杉本良吉と恋に落ち、1938年、北海道から樺太国境を越えて、ソビエト連邦へ越境。「恋の逃避行」として新聞紙上をにぎわした。それから35年をソ連で過ごし1972年に帰国。『寅次郎夕焼け小焼け』(73年)で映画復帰、渥美清とは『皇帝のいない八月』(78年)でも共演。その後、ペレストロイカによる改革が始まったソ連へ1986年に帰国。1992年に病没するまでモスクワで暮らした。

 
岡田嘉子

第17作 昭和51年7月
男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

志乃

志乃(岡田嘉子)

人生に後悔はつきものなんじゃないかしらって。ああすればよかったなあ、という後悔と、もうひとつは、どうしてあんなことしてしまったのだろう、という後悔・・・

かつて池ノ内青観と大ロマンスを繰り広げたであろう老婦人。龍野で華道と茶道を教えながら、ひっそりと暮らしている。数十年ぶりに再会した青観に対し「人生には後悔がつきもの」と達観を見せるが、青観が町を立ち去る時、見送る志乃の姿に、彼女の万感の想いが溢れている。

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

第17作 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

上野の飲み屋で、みすぼらしい老人と出会った寅さんは、気の毒に思いとらやに連れて来てしまう。その老人は、日本画の大家・池ノ内青観(宇野重吉)だった。世話になったお礼として青観が描いた絵をめぐり、とらやでは大騒動が巻き起こり、寅さんは旅に出ることに。ところが兵庫県龍野で、寅さんは青観と再会、市長の接待を受け、芸者ぼたん(太地喜和子)と意気投合。しばらくして、ぼたんが、客だった鬼頭(佐野浅夫)に貸し...

続きを読む

マドンナ
ゲスト