旧家の奥様 第10作 田中絹代
プロフィール
1924年に松竹入社。無声時代からアイドル的人気を博し、松竹初のトーキー『マダムと女房』(27年)、多くの人の感涙を誘った『愛染かつら』(38年)など、戦前、戦中、戦後を通して、松竹映画のトップスターであり、日本を代表する女優として活躍。74年、栗原小巻と共演した熊井啓作品『サンダカン八番娼館 望郷』では、ベルリン映画祭で銀熊賞に輝いた。
1924年に松竹入社。無声時代からアイドル的人気を博し、松竹初のトーキー『マダムと女房』(27年)、多くの人の感涙を誘った『愛染かつら』(38年)など、戦前、戦中、戦後を通して、松竹映画のトップスターであり、日本を代表する女優として活躍。74年、栗原小巻と共演した熊井啓作品『サンダカン八番娼館 望郷』では、ベルリン映画祭で銀熊賞に輝いた。
この家で安らかに往生をとげられたのも仏の思し召しと思うて、形ばかりでしたが、私どもでお弔いをさせていただきました。
甲州路にある大きな旧家の奥様。旅先の寅さんが世話になる。テキヤ仲間の伊賀の為三郎の末路を奥様から聞いた寅さんは、我が身のことと重ね合わせ、旅の暮らしの寂寥を感じる。