松竹Cinema Classics

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上映情報

松竹キネマ90周年記念企画 ゴールデンクラシック1950

映画黄金期の1950年代に焦点を当て、前半は、第11回東京フィルメックスとの共催により、同時期を代表する松竹三大監督ー小津安二郎、木下惠介、渋谷実の名作を特集。後半は、"女優王国"松竹を代表する銀幕女優たちの主演作品を特集します。

[上映期間・内容] 2010年11月20日(土)〜12月10日(金)

第1部 東京フィルメックス×松竹キネマ90周年「松竹黄金期の三大巨匠」 11月20日(土)〜28日(日)

現在の松竹映画オープニング

松竹蒲田撮影所(当時)

小津安二郎監督、木下恵介監督、渋谷実監督という1950年代黄金期の松竹大船を代表する三人の巨匠たちを特集。特に、没後30年という節目に当たる今年は、渋谷実監督の名作にクローズアップ!

第2部 東京劇場開場80周年×松竹キネマ90周年「女優王国ー日本が恋する女優たち」 11月29日(月)〜12月10日(金)

大衆娯楽の殿堂と云われた東京劇場(現・東劇)の開場80周年を記念し、東京劇場が映画専門劇場へと転身した1950年代黄金期の松竹映画を彩った銀幕女優たちの代表作・ヒット作を中心に特集!

現在の東劇

昔の東京劇場

映画館.ドットコム 東劇のページへ

【場所】
東劇(東京都中央区、地下鉄東銀座駅・6番出口 徒歩1分) 電話番号:03-3541-2711
HP:映画館.ドットコム 東劇のページへ
【チケット購入方法】
(電話で)
電子チケットぴあ 0570-02-9999
発売期間:11月3日(水)〜11月18日(木)
Pコード:556-982
(窓口で)
東劇
発売期間:11月3日(水)〜12月10日(金)
※各上映開始時まで販売
【料金】
一般1,300円(税込)  学生・シニア1,000円(税込)
全席指定/完全入替制/日時指定でのチケットとなります。
☆東劇窓口限定発売「特典付」お得な回数券3枚セット3,000円(税込)
※座席指定券とお引換ください。

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上映スケジュール

10:00〜(予告9:50〜) 12:30〜(予告12:20〜)
松竹黄金期の三大巨匠 11月20日 『カルメン故郷に帰る』*(86分) 12:00〜佐藤忠男氏トークショー&『正義派』*(91分)
11月21日 『東京物語』*(135分) 『好人好日』*(88分)
11月22日 『肖像』*(73分) 『もず』*(95分)
11月23日 『晩春』*(108分) 『本日休診』*(97分)
11月24日 『大根と人参』*(104分) 『現代人』*(112分)
11月25日 『麥秋』*(125分) 『酔っぱらい天国』*(93分)
11月26日 『正義派』*(91分) 『悪女の季節』*(110分)
11月27日 『東京物語』*(135分) 『カルメン純情す』*(103分)
11月28日 『晩春』*(108分) 『麥秋』*(125分)
女優王国ー日本が恋する女優たち 11月29日 『愛染かつら 総集編』(89分) 『愛染かつら(1962)』(100分)
11月30日 『彼岸花』(118分) 『お茶漬の味』(116分)
12月1日 『君の名は 第1部』(128分) 『日本映画史』(86分) &『カルメン故郷に帰る』(86分)
12月2日 『君の名は 第2部』(128分) 『集金旅行』(103分)
12月3日 『君の名は 第3部』(124分) 『風花』(78分)
12月4日 日本コロムビアDAY 『愛染かつら 総集編』(89分) 11:50〜『喜びも悲しみも幾歳月』(160分)
12月5日 日本コロムビアDAY 『なつかしの映画歌謡史』(24分)&『君の名は 総集編』(185分)
12月6日 『二十四の鐘』(156分) 12:50〜『カルメン純情す』(103分)
12月7日 『お茶漬の味』(116分) 『彼岸花』(118分)
12月8日 『風花』(78分) 『もず』*(95分)
12月9日 『愛染かつら(1962)』(100分) 『集金旅行』(103分)
12月10日 『日本映画史』(36分)&『カルメン故郷に帰る』(86分) 12:15〜『東京物語』(135分)

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上映ラインナップ

第1部松竹黄金期の三大巨匠
小津安二郎監督作品

晩春

原節子・笠智衆の名演技が光り、父と娘の互いを思いやる気持ちが胸を打つ傑作。小津的なる世界の分岐と評される。同年キネマ旬報ベスト・テン第1位。

出演: 笠智衆/原節子/月丘夢路/杉村春子/三宅邦子 ほか

監督:小津安二郎

本編108分/1949年

©松竹

麥秋

婚期を逸しかけている紀子に持ち込まれた条件の良い縁談。しかし紀子が選んだのは…。鎌倉を舞台に描く小津のホームドラマの秀作。

出演: 原節子/笠智衆/淡島千景/三宅邦子/東山千栄子 ほか

監督:小津安二郎

本編125分/1951年

©松竹

東京物語

本当の家族とは何か…。子供たちを訪ねる老夫婦の姿を通して、戦後日本における家族の崩壊を描いた小津の代表作。世界中のオールタイムベスト10の常連。

出演: 笠智衆/東山千栄子/原節子/杉村春子/香川京子 ほか

監督:小津安二郎

本編135分/1953年

©松竹

木下恵介監督作品

肖像

※東京国立近代美術館所蔵の原版より複製されたものです

黒澤明が脚本を担当。お金がなくても心豊かに暮らす貧乏画家一家の善良さに圧倒され、人生観に変化が起きていく不動産ブローカーと、その愛人を描く。

出演: 井川邦子/三宅邦子/菅井一郎/小沢栄太郎/桂木洋子 ほか

監督:木下惠介

本編73分/1948年

©松竹

『カルメン故郷に帰る』

日本初の総天然色(カラー)映画。東京から故郷の信州に帰ってきたストリッパーが巻き起こす騒動を描く、楽しくも弾けた喜劇。

出演: 高峰秀子/小林トシ子/佐野周二/井川邦子/坂本武 ほか

監督:木下惠介

本編86分/1951年

©松竹

『カルメン純情す』

『カルメン故郷に帰る』の続編。東京の浅草・銀座を舞台に、女たらしの芸術家が絡む恋の顛末を描く。斜めのカメラワークが印象的で滑稽なコメディ。

出演: 高峰秀子/小林トシ子/淡島千景/若原雅夫/日守新一 ほか

監督:木下惠介

本編103分/1952年

©松竹

渋谷実監督作品

『本日休診』

ある心優しい町医者の休診日に起きた事件の数々。井伏鱒二の同名小説の映画化で、終戦直後の世相を見事に捉え、ペーソス溢れる一級品の人情劇。

出演:三國連太郎/岸惠子/淡島千景/鶴田浩二/柳永二郎 ほか

監督:渋谷実

本編97分/1952年

©松竹

『現代人』

フィルムセンター所蔵作品

建設省と土建業者を舞台に戦後日本社会の暗部に鋭く切り込んだ渋谷の代表作の1本。第6回カンヌ映画祭(1953年)のコンペティション部門正式出品作。

出演: 池部良/山田五十鈴/山村聰/小林トシ子/望月優子 ほか

監督:渋谷実

本編112分/1952年

©松竹

『正義派』

※東京国立近代美術館所蔵の原版より複製されたものです

とあるバス事故をきっかけに、取調べで、自分の勤めるバス会社に不利な証言をしてしまう息子とその母を中心に描く、渋谷ならではの魅力に溢れた傑作群像劇。

出演: 佐田啓二/久我美子/田浦正巳/伊藤雄之助/望月優子 ほか

監督:渋谷実

本編91分/1957年

©松竹

『悪女の季節』

国際交流基金所蔵作品

金持ちの老女の財産を狙う内妻とその娘が、周囲の男たちを巻き込み、殺人の機会を狙う。人間の欲望を痛烈にえぐる渋谷らしいサスペンス・コメディ。

出演: 山田五十鈴/岡田茉莉子/東野英治郎/伊藤雄之助/岸田今日子 ほか

監督:渋谷実

本編110分/1958年

©松竹

『大根と人参』

1963年に逝去した小津安二郎監督の業績を記念して作られた大作。生前の小津が構想していた物語を原案とし、ゆかりの俳優たちが大挙して出演している。

出演: 笠智衆/乙羽信子/加賀まりこ/岩下志麻/岡田茉莉子 ほか

監督:渋谷実

本編104分/1965年

©松竹

『酔っぱらい天国』

揃って大の酒好きの父と息子。だが息子は婚約者を残し、酒の席でのアクシデントで命を落とす…。人間はなぜ酒を飲むのか、に目を向けた異色の社会風刺劇。

出演: 笠智衆/石浜朗/倍賞千恵子/津川雅彦/有馬稲子 ほか

監督:渋谷実

本編93分/1962年

©松竹

『好人好日』

世界的な学者だが、世間では変人で通る数学教授。ある日、その娘に縁談がもちあがり…。両親と娘を演じる笠智衆、淡島千景、岩下志麻の好演が光る佳作。

出演: 笠智衆/淡島千景/岩下志麻/川津祐介/乙羽信子/高峰三枝子 ほか

監督:渋谷実

本編88分/1961年

©松竹

『もず』

20年ぶりに再会した母と娘の情愛を描く。親子としてだけではなく女同士としての愛像や嫉妬にまで深く切り込んだ、渋谷ならではの視点を感じる女性映画。

出演: 有馬稲子/淡島千景/山田五十鈴/乙羽信子/川津祐介 ほか

監督:渋谷実

本編95分/1961年

©松竹

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第2部女優王国 | 日本が恋する女優たち

(五十音順)

『愛染かつら 総集編』

すれ違いを乗り越え純愛を貫く、メロドラマの金字塔。夫と死別し子供を預けて働く看護婦・かつ江に、病院の御曹司・浩三が一目惚れするが…。

出演: 田中絹代/上原謙/桑野通子/佐分利信/岡村文子 ほか

監督:野村浩将

本編89分/1938年

©松竹

『愛染かつら(1962)』

社会現象となった1938年版『愛染かつら』を、監督・中村登、主演・岡田茉莉子のタッグでリメイクした話題作。特に、3コーラスに及ぶ主題歌シーンが見もの。

出演:岡田茉莉子/吉田輝雄/佐田啓二/桑野みゆき/沢村貞子 ほか

監督:中村登

本編100分/1962年

©松竹

『お茶漬の味』

一杯のお茶漬けに人生を味わう…。派手好きの妻を、野暮ったい夫はどうしても好きになれない。中年夫婦のあり方をユーモラスに、そして深く描いた小津の名作。

出演: 佐分利信/木暮実千代/鶴田浩二/淡島千景/津島恵子 ほか

監督:小津安二郎

本編116分/1952年

©松竹

『風花』

封建的な旧家で生きるしかなかった女の19年を、年代を自在に交錯させながら描く野心的な傑作。信州・善光寺平の美しい風景の中で、3人の女優が美を競う。

出演: 岸惠子/有馬稲子/久我美子/川津祐介/東山千栄子 ほか

監督:木下惠介

本編78分/1959年

©松竹

『君の名は』第1・2・3部/総集編

菊田一夫原作の連続ラジオドラマの映画化。薄幸のヒロイン眞知子と、彼女を愛し続ける春樹の美しく哀しい愛の物語を、3編に渡って描いた戦後最大級の大河メロドラマ。今回、総集編も特別上映。

出演: 岸惠子/佐田啓二/川喜多雄二/淡島千景/北原三枝/月丘夢路 ほか

監督:大庭秀雄

第1部 本編128分/1953年 第2部 本編128分/1953年 第3部 本編124分/1954年 総集編 本編185分/1954年

©松竹

『カルメン純情す』

『カルメン故郷に帰る』の続編。東京の浅草・銀座を舞台に、女たらしの芸術家が絡む恋の顛末を描く。斜めのカメラワークが印象的で滑稽なコメディ。

出演: 高峰秀子/小林トシ子/淡島千景/若原雅夫/日守新一 ほか

監督:木下惠介

本編103分/1952年

©松竹

『カルメン故郷に帰る』

日本初の総天然色(カラー)映画。東京から故郷の信州に帰ってきたストリッパーが巻き起こす騒動を描く、楽しくも弾けた喜劇。

出演: 高峰秀子/小林トシ子/佐野周二/井川邦子/坂本武 ほか

監督:木下惠介

本編86分/1951年

©松竹

『集金旅行』

井伏鱒二原作。借金の取り立てを思いついた男と、慰謝料の請求を思いついた女が、ともに集金目あての旅の先々で遭遇する事件を展開していくロード・ムービー。

出演: 佐田啓二/岡田茉莉子/花菱アチャコ/伊藤雄之助/小林トシ子 ほか

監督:中村登

本編102分/1957年

©松竹

東京物語

本当の家族とは何か…。子供たちを訪ねる老夫婦の姿を通して、戦後日本における家族の崩壊を描いた小津の代表作。世界中のオールタイムベスト10の常連。

出演: 笠智衆/東山千栄子/原節子/杉村春子/香川京子 ほか

監督:小津安二郎

本編135分/1953年

©松竹

『二十四の瞳』デジタルリマスター版

世界が泣いた、瀬戸内・小豆島を舞台とした女教師と12人の子供達との深い愛情の物語。天才・木下惠介が平和への祈りを込めて贈る不朽の名作。

出演: 高峰秀子/月丘夢路/小林トシ子/田村高廣/笠智衆 ほか

監督:木下惠介

本編156分/1954年

©松竹

『彼岸花』

娘の結婚に冷静になれない頑固親父を佐分利信がおかしく好演。数々の名女優のファッション、小物まで色鮮やかに映し出された小津初のカラー作品。

出演: 佐分利信/田中絹代/有馬稲子/久我美子/佐田啓二 ほか

監督:小津安二郎

本編118分/1958年

©松竹

『もず』

20年ぶりに再会した母と娘の情愛を描く。親子としてだけではなく女同士としての愛像や嫉妬にまで深く切り込んだ、渋谷ならではの視点を感じる女性映画。

出演: 有馬稲子/淡島千景/山田五十鈴/乙羽信子/川津祐介 ほか

監督:渋谷実

本編95分/1961年

©松竹

『喜びも悲しみも幾歳月』

風雪の25年間を灯と共に歩んだ灯台守夫婦の愛情を讃えた感動の抒情作。全国30ケ所超のロケを敢行、主題歌も大流行した。同年キネマ旬報ベスト・テン第3位。

出演: 高峰秀子/佐田啓二/中村賀津雄/桂木洋子/田村高廣 ほか

監督:木下惠介

本編160分/1957年

©松竹

『なつかしの映画歌謡史』

『愛染かつら』(1938年)から『人生劇場』(1972年)まで、時代を象徴する銀幕のヒット曲が一気に楽しめる作品。

出演: 美空ひばり、高峰三枝子、倍賞千恵子、島倉千代子、並木路子、霧島昇 ほか

監修:田中康義

本編24分/1974年

©松竹

『日本映画史』

1957年までの日本映画史をまさに振り返ったレア作品。当時の東京劇場(現・東劇)が映っている点でも貴重。

監修:岩城其美夫

本編36分/1957年

©松竹

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