松竹Cinema Classics

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木下恵介の全作品

公開日:
1962年8月12日
本編尺
102分モノクロ・スタンダード
こんな作品
アイコンの説明

みどころ

あらすじ&解説

戦争が終わり、復員してきた義男は故郷の山梨で道路工夫として働くが、両親と妻子を養うにはなかなか厳しい。しかし妻のとら江は、そんな夫を気丈に支え続けていく……。
『喜びも悲しみも幾歳月』のスタッフ&キャストで、再び夫婦の絆の美しさと強さを年代記形式で描いていくヒューマン映画。河野道工の歌集『道路工夫の歌』に木下惠介監督が感銘を受け、劇中それらの短歌を字幕つきで吟じるなどの工夫を凝らしながら『喜びも~』とは異なる意気込みを示している。舞台の大半を山梨県に限定してのモノクロ撮影といった点も、日本全国を縦断するカラー映画大作『喜びも~』とは真逆の仕様。高峰秀子と佐田啓二の役者としての更なる円熟も画面から存分に醸し出されており、特に佐田啓二は中年男の渋味を魅力的に発散している。

キャスト

高峰秀子 佐田啓二 久我美子 倍賞千恵子 山本豊三 野々村潔

受賞歴
スタッフ
製作: 白井昌夫
製作補: 小梶正治
製作・監督・脚本: 木下惠介
原作: 河野道工
撮影: 楠田浩之
照明: 豊島良三
音楽: 木下忠司
録音: 大野久男
美術監督: 伊藤熹朔
美術: 浦山芳郎
編集: 杉原よ志
監督助手: 今井雄五郎